薬剤師の仕事を40代で転職して良かったことと苦労したこと

40代で病院の薬剤師に転職

20代で薬局の薬剤師として就職し20年ほど勤務した後で40代で病院の薬剤師に転職しました。
転職の理由は薬局の経営者が代替わりしその新しい経営方針についていけなかったことですが、同時に単調な仕事に飽きてきたという時期でもありました。
千代の経営者は患者とのコミュニケーションを非常に大切にする人で、患者一人ひとりの薬歴などもしっかりと把握しており、また私たちにもその把握を義務付けていた人でした。
その為患者さんからの信頼も厚く、中には遠くの病院にかかった人でもわざわざ足を運んでくれる患者さんも多かったのです。

しかし現在の経営者になって次々と新しいシステムを導入したことで、逆に患者さんとの距離がどんどんと遠くなってしまった印象を受けました。
最も大きかったのは電子薬歴管理システムの導入です。
システムの導入自体は決して悪い事ではなく、むしろ誤りが無い様にするためには非常に重要な事であり、最近では薬局の業務の上でなくてはならないものとなっていますが、この電子薬歴管理システムに頼りすぎるあまり、患者さんの顔を見ないで投薬をするという印象が非常に強くなっていったのです。
古くは患者さんの顔色を見て体調を判断したり、薬の効き具合などを見ることが出来たのですが、現在では管理上そのようなことは認められず、全て薬歴管理システムの結果で投薬を判断するという仕事の仕方に変わっていったのです。
確かに患者の体調を見るのは病院や医師の仕事であり、薬剤師は薬剤の投薬に関わる仕事が本文なので正論ではありますが、患者さんとの親愛関係に於いては決してプラスとは言えない状況になり、やがてはこれまで遠くから通ってくれていた患者さんも徐々に来なくなってしまいました。

40代で病院の薬剤師に転職患者さんとしっかり向き合いたいキツイ仕事も充実感でカバーできる!